冬の季節になると、キャンピングカー宿泊で必須になってくるのが防寒対策です。ところが、重ね着をしてもあまり暖かくない…と思う人もいるでしょう。実は、重ね着には正しい方法があり、間違うと暖かさが落ちてしまうことがあるのです。そこで今回は、冬場のキャンピングカー宿泊で知っておきたい、重ね着のコツを3つ紹介します。
重ね着をする順番に気をつけよう
重ね着をするとき、なんとなく衣類を選んでいませんか。正しい重ね着の順番を覚えておくと、防寒性能もアップします。たとえば、機能性インナーは肌着のうえから二枚目として着るのではなく、肌に直接着る一枚目が正解です。これは、人間の肌から出る汗や水蒸気を吸収して発熱するため、肌にあたるように着ると暖かくなる仕組みになっているからです。
また、一枚目と二枚目の間には5mmほどの隙間があると、暖かさの空気ができるため保温力がアップ。二枚目には、ウールや裏起毛などの保温性があり、空気を取り込める構造のものを選びましょう。
アウターは小さすぎるものはNG
外に着込むアウターは、サイズが小さいものの場合せっかく体のなかにできた暖かい空気の層をつぶしてしまいます。保温力が半減してしまうため、アウターは大きめサイズがベスト。1枚目と2枚目の重ね着で作った暖かい空気の層をつぶさないためにも、小さく窮屈なアウターは選ばないようにしましょう。
3枚目も同じく暖かい空気の層を取り込める素材がおすすめ。網目のあらいニットやウール、フリース、スウェット素材などが選択肢に入ります。
「首」と名前がついているところは冷さない
体の部位で首と名前がついている「首」「手首」「足首」は、血管が集中していることに加えて、皮膚がほかの箇所よりも薄くなっています。首と名前のつくところは冷えやすく、さらに冷やしてしまうと冷たくなった血液が体中をめぐり、体全体が冷えてしまうことになります。マフラーや靴下、手袋をしっかりと着こみ、冷やさないようにしましょう。
まとめ 重ね着を上手に行ってキャンピングカー宿泊を暖かく快適に
冬場のキャンピングカー宿泊に役立つ、重ね着のコツを3つ紹介しました。とくに睡眠中に暖かさを確保できないと寒くて眠れないことがキャンピングカー宿泊では起こりやすいです。キャンピングカーのなかでも、外に出て活動するさいにも、上手に重ね着をして暖かく過ごしましょう。