空や雲の状態を見て気象状態や天気を把握することを「観天望気」といいます。アウトドアシーンも多いキャンピングカー宿泊だからこそ、天気の急変には気を付けたいもの。観天望気は身につけておくと便利です。ここでは、基本的な観天望気を3つご紹介します。ぜひキャンピングカー宿泊での気象把握にも役立ててください。
お天気から雨の可能性のある雲
良く晴れている状態でも急に雨になることがありますよね。空を流れている雲の様子で、これから雨になる可能性を予測できます。
・巻層雲(空を覆う薄雲)が巻積雲(うろこ雲)に変わったとき
・高積雲(ひつじ雲)が増えてきたとき。うろこ雲と似ていますが、ひつじ雲のほうが全体的な雲の大きさが大きい特徴があります
・山の上に傘のような形のレンズ雲がかかったとき
・暗灰色の空の下にちぎれ雲ができている
うろこ雲やひつじ雲といった細かくて小さい雲がたくさんあるとき、レンズ雲ができたとき、空が暗い下にちぎれ雲ができたときは雨に気を付けましょう。
落雷や強雨の可能性のある危険な観天望気
雨でもとても強い雨や強風、落雷や雹など危険な天候変化の可能性のある雲を紹介します。
・積乱雲(入道雲)
・かなとこ雲
・乱層雲(雨雲)
入道雲が大量発生してどんどん増えているとき、さらに入道雲が発達してかなとこ雲になったときは天気が急変する可能性があります。特に入道雲の増えるスピードが速い場合は、たとえ晴れていてもすぐに屋内に入るようにしましょう。また、乱層雲は典型的な雨雲で、強い雨をもたらす可能性が高いです。乱層雲が発生し、空が暗くなってきたら雷をともなう強い雨の危険性もあります。
朝と夕方で天気が異なるブロッケン現象
太陽の光が影を雲海にうつすことで、影の周りに虹色の光の輪ができることを「ブロッケン現象」と呼びます。ブロッケン現象は朝に起きると天気が崩れ、夕方に起きると好天の兆しと言われています。
まとめ 観天望気を知って空に天気の様子を教えてもらおう
キャンピングカー宿泊でぜひ知っておきたい、3つの観天望気についてご紹介しました。山や海の近くは天気の急変も多いため、観天望気を知っておくと今後の天候予測にも役立ちます。天気ニュースなど最新の気象情報をチェックするとともに、観天望気を覚えておくと頭上の空からも天気のあるていどの予測がつくようになりますよ。