四季のある日本は、季節ごとにいろいろな植物が見ごろを迎えます。山間部や自然が多い場所では、ちょうど秋の花が見ごろを迎える季節になりました。そこで今回は、キャンピングカーで楽しめる、秋の花を5種類紹介します。普段なかなか見られない秋の花を愛でて、癒しの時間を過ごしてみてくださいね。

尾花(おばな)

尾花とはススキのことです。日本語名では「萱(かや)」とも言われますよね。稲の穂に似ていることから、秋の収穫をお月様に感謝するお月見のお供え物としても有名です。また、無病息災を願うために備えたり、おかゆなどにして食べたりする地域もあります。

撫子(なでしこ)

ピンク色の可憐な花です。純真無垢、凛としていて美しい日本女性のことを「大和撫子」ともいいますし、サッカー女子日本代表の「なでしこジャパン」など、美しい日本女性を掲揚する植物としても有名です。なお、薬用として使われたり、江戸時代は厄払いの植物として供えられたりもしたそうです。

女郎花(おみなえし)

難読植物のひとつ。女郎花と書いて「おみなえし」と読みます。見た目は菜の花にとても良く似ている、黄色い可憐な植物です。また、「女」がつくことから、和歌や俳句にも好んで読まれる植物のひとつでもあります。

藤袴(ふじばかま)

紫色の白を帯びた花をつける植物です。元々は中国原産ですが、今では秋の七草のひとつにも数えられるようになりました。川べりに自生していた植物ですが、近年の都市開発や自然環境の減少にともなって、今では絶滅危惧種となってしまいました。もしもキャンピングカー宿泊で藤袴を鑑賞できる機会に恵まれたら、そっと見守ってあげましょう。

竜胆(りんどう)

秋になると、野山のあちこちに咲き乱れる竜胆。青紫の印象的な色が特徴です。ほかにも、白やピンク、水色や紫の花を咲かせる竜胆もあります。元々薬草や漢方薬としても使われていた花で、病気に打ち勝つという強い希望を持っていることから「正義感」「勝利」という花言葉も持っています。

まとめ キャンピングカー宿泊で秋の花をゆっくり見てみよう

キャンピングカー宿泊で鑑賞できる機会のある、秋の花を5つ紹介しました。自然豊かな環境で宿泊するキャンピングカー宿泊は、都心では見られない秋の花を見られるチャンスもたくさんあります。日頃の喧騒を忘れて、ゆっくり秋の花を愛でてみてはいかがでしょうか。